放牧の牛たち 農家のもとへ 鹿沼市の前日光牧場

 冬の訪れを前に鹿沼市の牧場では18日、放牧されていた牛を飼い主のもとに返す「収牧」が行われました。

 標高1300メートルの高原にある鹿沼市の前日光牧場では、夏の間、涼しい環境でのびのびと育ってもらおうと毎年市内の畜産農家から牛を預かり広さが47ヘクタールある牧場で放牧をしています。

 牧場を管理する組合によりますと、傾斜のあるところで放牧をすると足腰の強い牛になるということで、2023年は6月6日からメスの和牛と乳牛合わせて39頭が放牧されていました。

 収牧を前にウシたちは体の大きさや体重などを測りトラックに乗っていきます。牧草をたくさん食べてすくすくと育った牛たちですが、約4カ月の間に体重が50キロほど増えた牛もいました。

 放牧されていた牛の多くは妊娠をしているということで、農家のもとに里帰りをしたのち出産をするということです。

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