「介護の現場知って」外国人技能実習生ら南図書館で発表会・宇都宮市

 介護の現場について知ってもらおうと、27日に宇都宮市内の施設で働く職員や技能実習生たちが、日頃の仕事について地域の人たちに発表を行いました。

 この発表会は、宇都宮市にある社会福祉法人の「朝日会」が開いたもので、地域住民約250人が集まりました。介護施設で働いている職員たちが地域の人たちに日頃の成果を発表することで、今後の仕事に役立ててもらおうと、4年ぶりに開かれました。

 発表では、ケアマネージャーとして働く職員のほか、今年10回目を迎えた発表会としては初めて、特別養護老人ホームで働くインドネシアとミャンマーからの技能実習生11人も発表を行いました。

 介護現場の人手不足が全国的な課題となる中、こちらの社会福祉法人では人手不足を補うため、2020年から外国人の技能実習生を受け入れています。発表では日本での慣れない介護の現場で感じてきた苦悩を語りました。

 栃木県によりますと、在留資格「特定技能」を取得し、県内の介護の現場で働く外国人は、今年6月末時点で250人います。その数は年々増加していて介護現場の重要な担い手として外国人の活躍が期待されています。

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