ガザ人道状況改善が重要と一致 日豪外相が電話会談

上川陽子外相(左)、オーストラリアのウォン外相(ゲッティ=共同)

 上川陽子外相は19日、オーストラリアのウォン外相と電話会談した。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突で緊迫する中東情勢を巡り、パレスチナ自治区ガザの人道状況改善が重要だとの認識で一致。それぞれの国民の安全確保へ連携することも確認した。

 上川氏はガザの一般市民に向けて、国際機関を通じ総額1千万ドル(約14億9千万円)規模の緊急人道支援を実施する日本政府の対応を伝えた。ウォン氏もオーストラリアの外交努力を説明した。

 ハマスのテロ攻撃でオーストラリア人が犠牲になったことについて、上川氏は哀悼の意を表明。ハマスのテロ攻撃を非難し「深刻な懸念を持って状況を注視している」と強調した。

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