花火の隣に光出現、無数の輝きが浮遊し“竜”のかたちに さいたま市20周年の花火大会、正体はドローン500機 初のショー企画成功、招待されたウクライナ人も感動

さいたま市の夜空を彩った1万発の花火=14日夜、埼玉県さいたま市桜区の荒川総合運動公園

 埼玉県さいたま市が14日に開催した政令指定都市20周年記念の花火大会で、初めてドローンショーが行われた。さまざまな絵や文字が空に浮かび上がるたびに、観客から歓声が上がっていた。

 ドローン約500機を使用し、市のPRキャラクター「つなが竜ヌゥ」や盆栽、サッカー選手が再現され、花火との共演も見られた。音楽に合わせて花火を打ち上げる「光と音の交響詩」も行われた。

 市はウクライナからの避難者5人を招待。アナスタシアさん(20)は「日本で花火を見たのは初めて。日本の文化がとても好き」。オレナさん(46)は「感動した。ドローンや音楽に合わせた花火も良かった」と流ちょうな日本語で話した。

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