パラリンピックの記録が『健常者の世界記録』を超える? 世界一の義足ジャンパーが来日

10月12日~15日に義足メーカー「オズールジャパン」が主催したイベントのため来日したマルクス・レーム。パラリンピック東京大会・走り幅跳びで金メダルを獲得し三連覇を果たした。レームは、8メートル72センチの世界記録保持者。健常者の世界記録は8メートル95センチ。来年のパリ2024パラリンピックでは、健常者の記録を超越える9メートルを目指している。

レームは、12日にオズールの社員らと浅草を観光。浅草寺では人生初のおみくじを体験した。結果は「吉」。大吉を期待したが、「お守りで運気を上げる」とポジティブに受け止めていた。

おみくじをひくレーム

13日は、世田谷区の陸上競技場で行われた陸上イベントに登壇。義足のランサークルに所属している人など20人が参加した。義肢装具士でもあるレームは、未来のパラリンピアンたちに義足をどう調整しているかなど自身の体験を語った。このイベントを企画したオズールジャパンの楡木祥子社長は、「すそ野を広げる活動と、トップ選手を育成していく活動を両輪でやっていくことで、競技性が高まる」と話している。今回で6度目の来日となり親日家で知られるレーム。好きな日本食について「カレーうどん」と笑顔をこぼした。おみやげには、乾燥うどんを購入するという。

写真提供:オズールジャパン

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