「このラウンドはどうかしている」UWCL敗退のユナイテッド指揮官、組合せに不満も再起誓う「我々はここから学ぶ」

マンチェスター・ユナイテッド女子を率いるマーク・スキナー監督[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッド女子チームのマーク・スキナー監督が、試合に関する不満と今後の巻き返しを口にした。
【動画】予選で激突したPSGvsユナイテッド ハイライト

ユナイテッドは18日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)ラウンド2の2ndレグで、パリ・サンジェルマン(PSG)とアウェイで対戦した。

クラブ史上初のUWCLとなったホームでの初戦は、追い付いての1-1で終えていたユナイテッド。敵地戦ではPSGアタッカーのスピードに手を焼き、17分に失点を喫する。

折り返しての47分にはノルウェー代表MFリサ・ナルサンドの加入後初得点で同点とするも、直後のキックオフからマラウイ女子代表FWタバサ・チャウィンガに先制点同様に右サイドを突破されてオランダ女子代表リエケ・マルテンスに勝ち越し弾を許すと、57分には左も破られてフランス女子代表MFサンディ・ボルティモアのソロゴールを浴びることに。

65分には宮澤ひなたらの投入、終盤には3バックへの変更など手を打ったものの、ブラジル女子代表FWゲイゼ・フェレイラは強引な仕掛けに終始し、サイド攻撃では今夏にバルセロナへ移籍したスペイン女子代表サイドバック、オナ・バトジェの穴を感じさせる手詰まり感。微妙な判定にも泣き、敵地で1-3と敗れた。

昨季のFA女子スーパーリーグ(FAWSL)で過去最高の2位に入り、初出場となったユナイテッドだったが、2度の準優勝を誇り11度目出場となるUWCLの常連に、2戦合計2-4で屈することとなった。

試合後、指揮官は『MUTV』にて、組み合わせについての不満を吐露。「この予選ラウンドでPSGと戦わなければならないのはクレイジーだ、どうかしている」と残した。

「何か対処する必要があると思う。ただ、我々はここから学び、より強くなって戻ってくるだろう。我々はそれを味わった。常にチャンピオンズリーグに出場できるよう、しっかりと取り組んでいくつもりだ」

2点を追う71分にはリア・ガルトンのヘディングがネットを揺らしたが、シュート後のGKとのコンタクトがファウルとみなされてノーゴールに。86分にも右ポケットのスペイン女子代表FWルシア・ガルシアが明らかなオンサイドであったのにも関わらず、オフサイドを取られてチャンスが潰えた。

スキナー監督は「我々は価値あるゴールを決めた。(ノーゴールの判定は)ばかばかしい。もしあれが基準となるレベルだとしたら、まったく十分ではないね」と、判定にも不満を述べたが、チームは間違いなく成長しており、この敗戦を糧にさらに発展していくだろうと力強く語った。

「我々は今夜から学ばなければならないし、自分たちの間違いに対して責任を負わなければならない」

「そうすれば、我々は何度も成長するだろう。そして、我々に届くチームはなくなるだろう。我々はヨーロッパに進出して、支配することができるはずだ」

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