マグワイアが「LGBTQ+支持表明後のサウジ移籍」で批判を浴びた同僚を擁護 「まともなファンは選手にブーイングしない」

写真:マグワイアが、ホームでブーイングを浴びたヘンダーソンを擁護

イングランド代表DFハリー・マグワイアが、同MFジョーダン・ヘンダーソンにブーイングを浴びせたイングランドサポーターに対して苦言を呈した。

現地時間10月13日に行われた国際親善試合のオーストラリア代表戦で、ヘンダーソンはダブルボランチの一角で先発出場。62分にベンチへと下がった。

だが、ヘンダーソンは交代の際、ウェンブリー・スタジアムへと駆けつけたサポーターたちからブーイングを浴びせられた。

今夏にリヴァプールを離れたヘンダーソンは、アル・イテファク(サウジアラビア)に移籍した。しかし、リヴァプール時代にたびたびLGBTQ+に対する支持を表明していた同選手が同性愛を違法とするサウジアラビアに移籍したことで、多くの団体から反発が起こっていた。オーストラリア代表戦後、ヘンダーソンは「誰もが自分の意見を持っている」と語ったものの、「自分たちのファンからブーイングされたら、いい気持ちはしない」と落胆したことも明かしている。

この件を受け、イングランド代表のチームメートであるマグワイアは「まともなイングランドファンは選手にブーイングなんてしないよ」と、憤りを見せた。

「この国の人々にいい思い出を残すために、プレーすることに人生を捧げ、全力を尽くしている選手たちにブーイングをしないでほしい」

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