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10月15日(日)、毎年秋の恒例行事になっているJR九州小倉総合車両センター(北九州市小倉北区金田3-1-1)のお祭りに「JR九州小倉工場まつり」に行ってきました。
今回はその様子をレポートします。
JR九州ウォーキング参加で一般より1時間早く入場
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当日は「JR九州ウォーキング」が開催され、「小倉お城まつり」の見学とともにウォーキングコースに組み込まれていたため、ウォーキング参加者は一般見学客より1時間早い午前9時から入場することができました。今年は昨年よりパワーアップしており、盛りだくさんの催しがあると宣伝されていたので期待も高まります。
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毎回多くの方が訪れる小倉工場まつり。通常より早く入場できるチャンスのため、ウォーキング参加者が工場の周りをぐるりと列をなして開場を待ちわびていました。
JR九州吹奏楽団がお出迎え
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いざ、入場。まずJR九州吹奏楽団が演奏する『銀河鉄道999』のオープニングテーマが来場者を迎えていました。JR九州吹奏楽団は国鉄時代の1941年に結成されたとのことで、国鉄がJRとなっても形を変えて活動を続けている歴史ある楽団で、九州各地のお祭りや鉄道関連でのイベントで活躍しています。
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素敵な演奏を聴きながら先に進むと、既にキッチンカーなど出店の準備が整っていました。
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社員の皆さんが着用している法被には「浪漫鉄道」と大きく書かれていますが、これはコーラスグループ「ハイ・ファイ・セット」の歌うJR九州の社歌のタイトルです。
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また、小倉工場鉄道ランド内1階の「水戸岡デザインミュージアム」に併設されたショップでは長い列ができていて、賑いを見せていました。
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ここにはJR九州の列車を革新的に変えた水戸岡鋭治さんの手掛けたD&S(デザイン&ストーリー)列車の数々のイラストや、車内のファブリックなども常設展示されています。
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グッズ販売も大人気 アルミカートやミニSLへの乗車も
グッズ販売では本物の鉄道車輌座席モケット生地を使った座布団が毎年人気のようで、こちらも長い列になっていました。他にも、解体した車両のものと思われる吊り輪などが人気のようでした。
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移動式の踏切も設置されていました。普段は交通安全教室などに使われているそうですが、この日は線路を使ってアルミカートに乗ることができ、人気でした。
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ミニSLが走っていましたが、本物と同じ仕組みで実際に石炭をくべて走らせていました。本物の蒸気があがって汽笛が鳴る様子に子どもたちも大喜びでした。
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大人にも子どもにも人気なのは特急ソニック885系の運転席見学で、家族連れの方などは運転席に座っている姿を車両前方からポーズを取って撮影してもらっていました。とてもいい記念になりますね。
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見せ場は巨大なクレーンによる吊り上げ作業
しかしなんといっても見せ場は車両一台を巨大なクレーンで吊り上げる作業だったと思います。
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ちょうど先日、10月11日に放送されたNHKの番組「解体キングダム」では、このJR九州小倉工場での783系特急ハイパーサルーンの解体が取り上げられており、その際にもこのクレーンで車両を吊り上げて整備する迫力ある映像がありました。
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そのほか九州の一番南の路線で走っているD&S特急の「指宿のたまて箱」の車内見学や、熊本所属で引退した気動車のキハ40の車内アナウンスを行うイベントなど、とにかく盛りだくさんで一日楽しめるお祭りでした。
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(キハ40の運転席。この車両はもう本線を走ることはないがイベントなどで活躍している)
JR九州では12月2日までの週末や祝日に「JR九州ウォーキング2023年秋編」が開催されており、秋の行楽と健康づくりにちょうど良さそうなコースが満載のようです。
(ライター・いるかいる)