12月電気代、8社値下がり 石炭価格は下落、ガスは上昇

 12月の家庭向け電気料金は、大手電力10社のうち8社が11月と比べ値下がりする見通しであることが19日、分かった。火力発電の燃料となる石炭の輸入価格下落を反映する。一方で、液化天然ガス(LNG)価格が小幅に値上がりし、大手都市ガス4社のガス料金はいずれも上昇する。

 各電力の12月の標準家庭向け電気料金で最も値下がり幅が大きいのは、沖縄の119円。中国が106円、北陸が81円、四国が73円、東北が70円、東京が52円、北海道が48円、中部が37円、それぞれ下がる。

 九州は、離島向け電気の燃料費を調整する制度の影響で3円上昇する。

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