ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が、チームのキャプテンをGKマヌエル・ノイアーから変更したと認めた。ドイツ『ビルト』が伝えている。
これまで長くドイツのキャプテンを務めてきたノイアーだが、カタール・ワールドカップ(W杯)後の休暇中に興じたスキーで右足を骨折して長期離脱に。現在は所属クラブのバイエルンですでにトレーニングへ復帰しており、復帰は間近と報じられている。
一方で、ドイツは9月にMFイルカイ・ギュンドアンをキャプテンに任命。ただ、指名したハンジ・フリック監督が日本代表戦後に成績不振を理由に解任され、ユリアン・ナーゲルスマン監督が新たに就任していた。
今月のインターナショナル・マッチウィーク(IMW)のアメリカ遠征が初陣となった指揮官は、引き続きギュンドアンをキャプテンに任命。アメリカ遠征を終え、ノイアーが復帰した場合に主将はどうなるかという質問に対して、ナーゲルスマン監督は引き続きギュンドアンが務めることになるとキャプテン交代を明言。すでにノイアーにもこの決定は伝えており、選手は理解を示したと明かしている。
「代表のキャプテンはイルカイが務めることになる。キャプテンの仕事において重要になるのは継続性だ」
「マヌエルとは、すでに電話で話し合いを行った。彼の反応は非常に良いものであり、プロフェッショナルだったと思う」
なお、キャプテンの座を失い先発も保証されなくなったノイアーだが、現時点で代表引退は考えていないとのこと。選手は代表復帰となった場合、現在ゴールマウスを守るGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンとのポジション争いに意欲を燃やしているようだ。