暴徒化した浦和サポーターにJFAが新たな処分、フィールドへの飛び降り&危険行為の3名に10試合入場禁止、飛び降りの3名は1試合の入場禁止に

[写真:Getty Images]

日本サッカー協会(JFA)は19日、天皇杯ラウンド16の名古屋グランパス戦で浦和レッズサポーターが起こした違反行為についての追加の処分を発表した。

名古屋戦では浦和の一部サポーターが暴徒化。ピッチに侵入した他、暴力行為や威嚇行為、破壊行為などを行ったものの、クラブは直後に「暴力行為はなかった」と否定。しかし、日本サッカー協会(JFA)の調査により、暴力行為などが発覚した。

JFAは浦和に対し、2024年度の天皇杯の参加資格の剥奪の処分を下すことを決定。加えて、暴力行為や危険行為などに及んだ21名に対して国内試合の無期限入場禁止処分を発表。これを受けて、浦和は国内外の全ての試合での入場禁止処分を下していた。

そんな中、19日にJFAの理事会が開催。新たに6名の違反行為者を特定。フィールドへの飛び降りと危険行為をおこなった3名に10試合の入場禁止処分、フィールドへの飛び降りをおこなった3名には1試合の入場禁止処分を下すことを決定した。

10月5日時点での数字としては、「暴行・破壊行為、危険・威嚇行為 等」を行った21名が特定され、6名は未特定。「フィールドへの飛び降り、危険行為 等」を行ったのは今回の3名が特定され、31名が未特定。「横断幕に係る行為」は1名が特定され、未特定者はなし。「フィールドへの飛び降り」は3名が特定され、3名が未特定となっている。

合計68名が違反行為を行ったとされており、28名が特定、40名が未特定という状況だ。

浦和は今回の決定を受け、詳細を発表。10試合の入場禁止者は17日のチュニジア代表戦から日本代表の試合で入場禁止に。1試合の入場禁止者はチュニジア戦で処分が終わったことになる。

なお、浦和としての処分は現在策定中の新処分基準に則り、クラブ内での処分を検討するという。

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