はんざき形の足湯 利用始まる 真庭・湯原温泉の旭川河川敷

利用が始まったはんざき形の足湯

 真庭市湯原温泉の旭川河川敷に「はんざき(国特別天然記念物・オオサンショウウオ)」の形をした足湯が完成し、利用が始まった。観光客らがユニークなはんざき像の“背中”に座り、ぽかぽかと気持ちよさそうに楽しんでいる。

 愛知県の美術家松岡徹氏のデザインで、全長約5.5メートル。ゆったりと体をくねらせたはんざき像に、地元の小中学生らも手伝ってタイルを貼り仕上げた。背中部分が足湯で、口からお湯が流れ出る仕組み。湯原観光協会などでつくる「湯原の里振興プロジェクト委員会」が、景観整備事業の一環で製作した。

 観光関係者らによる竣工(しゅんこう)祭が1日にあり、安全な利用や地域の盛り上がりを願って神事を実施。「いい風呂」の語呂合わせにちなんだ午前11時26分に湯張りをスタートし、地元の子どもや観光客が早速満喫した。

 無料で、利用は午前7時~午後9時。同協会の小河原弘基会長は「かわいい見た目で写真映えもする。観光客はもちろん、地域に親しまれる場所になってほしい」と話す。

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