ヘルメット着用の努力義務化など…自転車ルール変更から半年 変化は? 広島 

ヘルメット着用の努力義務化や保険加入の義務など自転車のルールが4月にかわってから半年。着用率など変化はあるのでしょうか。街を調査してきました。

若森明日香記者「通勤通学の時間帯で多くの人が自転車を利用していますがあまりヘルメットを着けていない印象です。スポーツタイプの自転車ですがこちらの男性ヘルメットは付けていないです」

中にはこんな姿も。

若森記者「こちらの親子連れしっかりとお母さんもお子さんもヘルメットを着用しています」

4月に同じ場所で調査したときと比べてみても・・・

4月には30分間で200台の自転車が通過し着用していたのは8人。今回は200台のうち16人と2倍に変化したものの9割近くの人はヘルメットを着用していませんでした。

着用男性・60代「(努力義務化)できたでしょあの時から。会社の方針もあるしとりあえず被っとこうかなと」

非着用女性・50代「着けたくない派です。音が聞こえにくいとか」

着用男性・50代「努力(義務化)でしょ。ヘルメットをかぶれかぶれ言う人もおるでしょ。だから被ろうかななんて思ったりもする」

4月に施行された改正道路交通法では自転車利用者のヘルメット着用が全年齢で「努力義務」となりました。7月に全国の警察がヘルメットの着用状況を調査した結果、全国平均は13.5%。広島はというと6.6%と全国の半分にも満たない結果となりました。

若森明日香記者「広島県では自転車保険の加入を義務付ける条例を制定。入っていないと高額な賠償請求が下される可能性もあるということです」

県によるとここ数年で自転車事故が全体に占める割合が増加。独自の自転車条例を施行しました。これにより自転車保険の加入が義務付けられました。

重大な事故を起こした場合9000万円を超える高額な請求を受けることも…

保険加入者「入ってます。強制的に入らないといけないと」「入っておかないとまずいのかなと、人にけがさせてしまったら払いきれなくなったら大変だなと思って」

ヘルメット未着用、保険未加入いづれも罰則はないものの気軽に乗れる自転車だからこそ一度乗り方を見直してみてはいかがでしょうか。

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