朝ドラ・片山友希、複雑な関係の同期を語る「セリフが好き」

歌と踊りを愛する少女・花田鈴子(趣里)が大スター・福來スズ子として成長するまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。スズ子の同期・桜庭和希を演じる片山友希が、同じく同期であるリリーについて語った。

ヒロイン・スズ子の劇団での同期・桜庭和希を演じる片山友希(C)NHK

片山が演じる桜庭は、スズ子と同時期に「梅丸少女歌劇団(USK)」に入団し、リリー(清水くるみ)とともに3人で切磋琢磨するという役どころ。

2016年放送の『べっぴんさん』以来、今作が2回目と朝ドラ出演となる片山。「2016年以来の出演なので、とてもうれしかったです。NHK大阪の建物に入ったときに、そこにあったイスを見て『前回のオーディションのときに、あのイスに座ったな』と思い出し、懐かしかったです」と感慨深げに振りかえった。

第3週『桃色争議や!』では、「花咲少女歌劇団」から移ってきた後輩の秋山(伊原六花)に抜かれ、焦りを抱くエピソードも描かれた。

片山は、「和希のいらだちや焦りは、私が18、19歳のときに仕事がうまくいかず感じていた気持ちに似ていて共感で きます。心が揺れ動く不安定な感じが魅力だと思うので、そこを大事に演じるように心がけています」と、演技上で気をつけているポイントを明かした。

和希(左、片山友希)と話をするスズ子(中央、趣里)、リリー(清水くるみ)(C)NHK

また、ときには口喧嘩をしながら絆を深める同期・リリーについて、「リリーにズバッと言われたら『なんでこんなこと言われなあかんの!?』って思いますが、やっぱりその一言があるから和希の心が動かされるんです。だから私はリリーのセリフが好きなんです」と語る片山。

さらに、「和希の感情があふれるシーンにはリリーの一言がすごく大事です。『ブギウギ』ではそういった『相手がいる』ということが大切に描かれていると感じました。葛藤しながら、自分と向き合って成長していく登場人物たちをぜひ楽しんでください」と締めくくった。

『ブギウギ』の放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。

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