神奈川県警察学校で集団食中毒か 20人超が腹痛、一時は入院者も

神奈川県警察学校

 神奈川県警察学校(横浜市栄区)で今月中旬、20人余りの生徒が一斉に体調を崩し、入院者が出る騒ぎがあったことが19日、同校などへの取材で分かった。集団食中毒の可能性があり、市の保健所が調査している。既に全員の体調が回復しているという。

 同校などによると、17日午前、複数の生徒から腹痛などの訴えがあった。同様の症状が20数人にみられ、一時は入院者も出たが、重症化した生徒はいなかったという。

 対象者全員が同校の食堂を利用していることから、保健所は集団食中毒が発生した可能性を踏まえて調査を進めている。食堂では、外部の事業者が調理した食事を提供しているという。

 県警の警察官は、必要な知識や技能を身に付けるため、任官時に同校に入学する。

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