10代少女2人とわいせつ、撮影も 27歳中学教諭を懲戒免職 本年度で免職5人目

滋賀県庁

 滋賀県教育委員会は19日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)と県青少年健全育成条例違反(淫行)の罪で起訴された栗東市立葉山中の教諭(27)を懲戒免職にしたと発表した。県教委による本年度の懲戒免職は5人目となった。

 県教委によると、教諭は今年4~7月、10代の少女2人が18歳未満と知りながらみだらな行為をしたほか、わいせつな行為を携帯電話で撮影するなどして保存し、児童ポルノを製造した。

 教諭は県教委が本年度、性暴力やわいせつ行為の防止を目的に実施している研修を今年5月に受けていたが、県教委の聞き取りに対し、「自分には関係ない話で、ばれないと思っていた」などと話しているという。教職員課は「非常に残念で、改めて自覚や倫理観に響く研修を行い、再発防止に努めたい」とした。

 このほか県教委は19日、県立瀬田工業高が昨年度、時間外労働に関する労使協定(三六協定)を締結も届け出もせず、事務職員に時間外勤務をさせたことについて、県人事委員会から18日付で是正勧告を受けたと発表した。4人が実際に時間外勤務を行い、多い人で月60~70時間に上るケースもあったという。

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