福井駅東側の恐竜像、足の指折られる 防犯カメラに像を蹴る若者グループの姿

被害があった恐竜モニュメント。足の指先が折れている=10月19日、福井県の福井市観光交流センター
足の指先が折れた恐竜モニュメント=10月19日、福井市観光交流センター

 北陸新幹線福井駅東側に隣接して整備され10月1日に部分開業した福井市観光交流センターで、屋上に設置した恐竜モニュメントの一部が壊されたことが19日分かった。18日夕に若者グループがモニュメントを蹴る様子が防犯カメラに写っており、施設を管理するまちづくり福井は福井署に被害届を提出し受理された。

 市によると19日朝、フクイラプトルの幼体をかたどった樹脂製モニュメント(高さ約40センチ)の足の指先が数センチ折れているのを施設スタッフが見つけた。防犯カメラには18日午後4時40分ごろ、数人の若者が複数のモニュメントを蹴ったり、駅側の柵を乗り越えたりする様子が写っていた。

⇒【アップ写真】折られた恐竜モニュメントの足の指

 同センターでは4日にも、屋上ベンチの3カ所にたばこの火を押しつけたような焦げ跡が見つかり、まちづくり福井が被害届を出している。

 市の担当者は「新幹線開業機運に水を差す行為で、非常に残念。市民や観光客の憩いの場であり、断じて容認できない」と話している。

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