『不幸な人』の特徴5選 友人がこんなサインを見せていたら手を差し伸べてあげて

表面だけではわからない…不幸に悩まされている人たち

皆さんの周りには「なんだか最近、あの人以前より元気がないな」となんとなく気になる人はいませんか。大きな変化が見られないけれど、なんだか違和感を覚える…という人は、実は周囲が気付きにくい悩みを深く抱え込んでいる可能性があります。

実際、うつ病になる人は周りに相談することはなく、自分で抱え込んでしまった結果、悪化してしまうケースが多く見受けられます。

不幸に陥っている人たちは、自身に対する肯定感が極限まで下がってしまっているため、「相談しても誰も助けてくれない」「わかってもらえないだろう」とネガティブな方向に決めつけてしまっているのです。

見かけたら手を差し伸べて…『不幸な人』の特徴5選

では、一人で抱え込んでしまい不幸に陥っている人たちは、どのようなサインを見せているのでしょうか。ここでは、本人ですら気付いていないことが多い『不幸な人』の特徴を5つご紹介します。

1.以前より表情や行動に元気がない

以前と比べて「最近表情が暗くなったな」「なんだか元気がないように見える」と、些細な違和感を覚える人はいませんか。このような些細な変化がうつ病のサインである事例はとても多いです。

表情が暗くあまり笑わなくなってしまったり、以前は快活にお喋りしていた人の口数が極端に減っている時は危険です。心のうちに深い悩みを抱え込んでいる可能性があるので、声をかけてあげてください。

2.以前と比べて家事や仕事でミスが増える

以前は目立ったミスも少なく、滞りなく業務に取り掛かっていた人が、ある時期から仕事でミスが増え始めたということはありませんか。また、家庭内でも配偶者の家事に取り掛かる頻度が極端に減ったり、ミスが増えたりしているという変化は見られませんか。

このように、以前と比べてズボラになったりミスが増えたりするという変化も、心に負担を抱えている人がよく見せる特徴の1つです。

本人もなぜ自分が思い通りに動けないのか理解できていないため、「自分はダメな人だ」「こんなこともできないなんて」と自己嫌悪を感じ、負のループに陥っている可能性があります。

3.何に対しても興味がなくなる

以前は夢中になっていた趣味やスポーツ、日課などに、突然興味を失い、無気力な様子を見せるようになった人がいたら、それは危険信号です。

うつ病の症状の1つに「何に対しても興味がなくなる」という変化が挙げられます。これは、気分が落ち込み気力を失うことで、今まで熱中していたことに時間を割く気力さえなくなってしまっている状態です。

好きなことすら「好き」と思えない状況は、一般的な感覚から見ても異常だとわかると思います。「おかしい」と感じたら声をかけてあげたり、一緒に食事に誘ったりと寄り添ってあげてください。

4.周囲の人と交流を避けがちになる

以前は周囲の人たちと積極的にコミュニケーションをとったり、笑顔を見せながら楽しそうにお喋りしていた人が、突然周囲の人と交流を避けがちになるという変化も『不幸な人』に見られる特徴の1つです。

自分に対して自信がなくなり、全てにおいてネガティブに考えがちになるため、他の人と交流することに不安や恐怖を覚えるようになっています。また、他の人と交流する気力がなくなっているという理由も大きな要因でしょう。

5.以前より感情の起伏が激しくなる

以前は穏やかだった人が、最近はやたらとイライラしていたり、ため息をつくことが増えたりと感情の起伏が激しくなったと感じることはありませんか。周囲から見ると「厄介だな」「面倒だな」と感じてしまうかもしれませんが、もしかすると心の病に冒されているのかもしれません。

特に、不幸な状況に陥っている人の多くは、情緒が乱れがちになるため、精神的にも身体的にも不調を感じやすくなっています。それゆえにイライラすることが多く、周囲から孤立しがちになり、負のループに陥ってしまう傾向が見られます。

相手が困っている時にかけるべき言葉や接し方のポイント

上記で紹介したように『不幸な人』の特徴を見せている人が周囲にいる場合は、他の人に相談できず一人きりで抱え込んでいる可能性が非常に高いです。

知人や友人、家族が悩みやストレスを一人で抱え込んでいる時は、以下を参考に、かける言葉や接し方に配慮しながら寄り添ってあげてください。

  • 心配していることを伝える
  • いつでも相談に乗ることを伝える
  • 話してくれた時は「話してくれてありがとう」と伝える
  • 話には真摯に耳を傾け受け止める
  • 相手の感情に共感する
  • 自分の意見を押し付けたり批判したりすることは避ける
  • 困った時は頼ってほしいことを再度伝える

一人で抱え込んでいる人は、自分に味方がいると思えるだけで状況が大きく変わります。話は批判的に聞いたり流したりせず、真摯に向き合いながら気持ちに共感しましょう。

アドバイスを求めている人は少ないので、その人を取り巻く状況を受け止めて、その悩みを一緒に共有してあげることが何よりも大事です。

『不幸』のサインを出している人には寄り添う気持ちで

いかがでしたか。もしも今回紹介した特徴を見せている人が周りに一人でもいるならば、ぜひ声をかけて話を聞き、寄り添ってあげてください。心に深い悩みを抱え込んでいる人にとって、一人でも味方がいると実感できれば、心を救う大きなきっかけとなるはずです。

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