「『権利』と『特権』と勘違いしないで」人気ギャルタレント デモを行った生活保護者に辛口持論

(あおちゃんぺ 公式Xより)

配信ニュース番組『ABEMA Prime』などに出演するギャルタレント・あおちゃんぺ(27)が、生活保護者に対する持論を述べ注目を集めている。

10月19日、X(旧ツイッター)に、あるサイトが、京都で行われた生活保護者ならびに支援者100人が行ったデモ内で、「たまには旅行に行きたいぞ」「たまにはオシャレもしたいぞ」などと訴えていたことを見出しにした記事を引用する形で《働いてる人でも 旅行できない人が多くいるので 絶対に無理です》と切り出したあおちゃんぺ。

このサイトが紹介したのは、「朝日新聞デジタル」が同日に配信した記事。今月1日に京都で生活保護者と支援者100人が「生存権を求める京都デモ」を行い、「たまには旅行に行きたいぞ」「たまにはオシャレもしたいぞ」「たまにはウナギも食べたいぞ」と訴える声が上がったという。

憲法25条が定める「健康で文化的な最低限度の生活を保障する」生活保護制度をめぐっては、’13年から’15年にかけて物価下落を理由に基準額が最大10%引き下げ。削減額は“史上最大”となる計約670億円にも上った。

「引き下げられたのは、食費や光熱費などにあたる『生活扶助』の基準額でした。受給者たちから元の基準額に戻すよう求める声が相次ぎ、全国29地裁で取り消しを求める訴訟が起こされました。11カ所の地裁が取り消しを認めましたが、10カ所の地裁では請求が棄却されるなど判断は分かれている状況です。京都で行われたデモは、この引き下げに対して反対を訴えるデモだったようです」(全国紙記者)

■「『権利』と『特権』と勘違いしないでください」“辛口持論”に様々な反響

あおちゃんぺは基準額の引き下げについては言及しなかったが、冒頭のコメントに続けてこう主張した。

《生活保護は 人間らしい生活を送れる最低限の金額を 支給する制度なので 旅行もオシャレも鰻も とても最低限とは言えません》
《これらは娯楽や嗜好品なので 自分で働いて手に入れるものです。「権利」と「特権」と勘違いしないでください》

彼女の意見に、《仰る通りです。皆、少ない稼ぎの中でやりくりしてるんだからさ。だったら働いて稼げばと》《まさにその通りです。 最低限の保障なのだから》と賛同する声が。

また、とあるユーザーから《働けない人はどうすればよい?例えば障害者とか》と質問が寄せられると、あおちゃんぺは《いや、生活保護に対して文句は無い。もっと寄越せという人が おかしいと思うだけ。生活保護自体は国民の権利です》と返していた。

いっぽう、《娯楽や嗜好品なしの生活が果たして「人間らしい」生活と言えるのかどうかについては再考の余地があると思うが》《トレンドの火元はデモのニュースなのか。 そしてこの解釈の残念さときたら……「欲しがりません、勝つまでは」のプロパガンダが自然発生して蔓延してんだなあ》と異論を呈する声も。

こうした批判的な意見に対して、あおちゃんぺは反論も。

《こういう事を国民が同じ立場の国民に向かって言う事の貧しさにいつ気づけるのだろう? もし生活保護を受給している友達や親族がいた時に面と向かって同じことを言えるだろうか?》との意見には、《身内だったらもっと強く言うよwww》とコメント。

《じゃあ普通に働いたら旅行できるようにすると思えんのか…こうやって「俺も旅行できないのだからズルい」と足の引っ張り合いをするからみんなの生活水準がズルズルと下がっていく》との指摘には、《いや、私は年4回旅行行ってます。普通に働いてる人より いい生活をするべきとは思わないと言ってるだけです》と返していた。

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