中国・福州便が再開 茨城空港歓迎セレモニー

茨城-福州の連続チャーター便運航の記念セレモニーで成都航空の関係者に花束を贈呈する県の鈴木信昭空港対策監(中央左)ら=小美玉市与沢の茨城空港

茨城空港(茨城県小美玉市)と中国・福州を結ぶ成都航空(中国)の連続チャーター便の運航が19日始まった。同路線の運航は3年8カ月ぶり。同日、県の関係者らが同空港で観光客を歓迎し、インバウンド(訪日客)の増加や交流の促進に期待を寄せた。

空港ロビーで開かれたセレモニーでは、チャーター便運航を企画した「上海不夜城国際旅行社」の李青(りせい)海外市場総監や成都航空の徐爽(じょそう)機長らに、県の鈴木信昭空港対策監らが花束を贈った。横断幕を掲げて利用客を出迎え、茨城県産の栗の菓子をプレゼントした。

福建省から訪れた高艶楓(こうえんふう)さんは「国営ひたち海浜公園の観光やショッピングを楽しみたい」と笑顔を見せた。一方、第1便の搭乗率は福州発が約25%、茨城発が約10%にとどまった。李総監は「観光やビジネス利用を想定している。茨城との交流を深めて利用を増やし、定期便化を目指したい」と話した。

チャーター便は茨城-福州長楽国際空港を火、木、土曜の週3回往復する。

同路線は、青島航空(中国)が連続チャーター便としてコロナ禍前の2020年2月まで運航していた。

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