カブス・フルマーが右ひじ手術 戦列復帰は2025年シーズンの見込み

日本時間10月20日、カブスのマイケル・フルマーが右ひじの内側側副靭帯を補正する手術(トミー・ジョン手術ではない)を受けたことが明らかになった。「ジ・アスレチック」のパトリック・ムーニーなど複数の記者が伝えている。カブスの発表によると、フルマーは来季を全休する可能性が高く、戦列復帰は2025年シーズンの見込み。フルマーは今季1年契約でカブスに加入しており、オフにFAとなる予定だが、無所属のまま1年を過ごすか、どこかのチームとリハビリ期間も含めた複数年契約を結ぶことになりそうだ。

現在30歳のフルマーは、今季カブスで58試合(うち1先発)に登板して57イニングを投げ、3勝5敗2セーブ、11ホールド、防御率4.42、65奪三振を記録。右前腕痛で8月下旬に故障者リスト入りし、9月中旬に復帰したものの、5日後に再び戦列を離れ、そのままシーズン終了となった。

直近3シーズンはリリーバーとしてプレーしているフルマーだが、もともとは先発で活躍していた選手であり、メジャーデビューした2016年はタイガースで11勝7敗、防御率3.06の好成績を残してア・リーグ新人王に選出。翌2017年も10勝12敗、防御率3.83で2年連続の2ケタ勝利をマークし、自身初のオールスター・ゲームに選出された。

しかし、2018年に3勝12敗、防御率4.69と大きく成績を落とすと、トミー・ジョン手術により2019年シーズンは全休。復帰した2020年は10先発で0勝2敗、防御率8.78と全く結果を残せず、2021年からリリーフに転向することになった。

2021年は52試合で5勝6敗14セーブ、9ホールド、防御率2.97と好成績を残し、翌2022年も開幕からセットアッパーとして安定した活躍を披露。夏場のトレードでブルペンの補強を必要としていたツインズへ移り、今季は初のナ・リーグとなるカブスでプレーした。

翌年の全休が濃厚という状態でFAになった投手は、どこかのチームと2年契約を結ぶケースも多い。フルマーに対してどんなオファーが届くか、そしてフルマー自身がどのような決断をするか注目される。

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