保険金不正、新たに91件発覚 中古車販売グッドスピード

グッドスピードの店舗=名古屋市

 中古車販売大手グッドスピード(名古屋市)が自動車保険の保険金を損害保険各社に不正請求していた問題で、新たに91件の不正が見つかったことが20日、関係者への取材で分かった。社内調査委員会が昨年10月~今年3月末までの請求1664件を調べた。

 調査委は監査等委員を務める取締役3人で構成。従業員への調査などを行った結果、実際にはやっていない板金修理費を請求するなどしていた他、保険金の算定根拠となる作業時間が不明確だったという。

 ビッグモーターの不正請求を受けて疑いが浮上し、今年8月に自主調査結果を公表。今年4~8月の約4カ月間で、30件で不適切な事案が見つかったと発表していた。

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