オープンまで4か月…「千客万来」店舗数が想定の半分以下の見込み

江東区豊洲にオープン予定の観光施設「千客万来」について、入居する店舗数が当初の想定の半分以下になる見込みである事が分かりました。

記者:「こちらの千客万来ですが、まだフェンスはあるものの4カ月後に向けて建物はほぼ完成しています」

江東区にある豊洲市場の隣に誕生する観光施設「千客万来」は、築地の活気やにぎわいを引き継ぎながら、食などの日本文化を発信する施設として、来年2月に開業を予定しています。

施設について運営を行う万葉倶楽部は当初、飲食店など170店舗が入居すると提案していましたが、9月末時点での入居見込みが67店舗であることが分かりました。

万葉倶楽部によりますと、入居予定の店から複数の区画を利用したいという要望があり、それに応えた結果、店舗数が減少したということです。

担当者は、「67店舗が入居すれば区画が埋まる状況で、空きが目立つような事はない」と説明しています。ただ一方で、江東区の区議を取材すると「当初の想定と異なる店舗数でどうにぎわいを作るのか」と指摘しました。

江東区 川北区議:「区としては市場の受け入れの条件の一つが区内へのにぎわい創出だった。2つはパッケージのもの。開業4カ月前になってこの店舗数が出てきたことに愕然としている」

東京都は当初の提案の段階から多くの店舗を誘致するよう求めていて、現在も事業者が入居見込みの店舗と区画についての交渉を続けているということです。

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