「毎晩マックの残り物を…」 チェルシー在籍経験もあるユース時代同僚、C・ロナウドとのキャリアの差を語る「自分の選択を後悔」

写真:C・ロナウドと育成年代をともにしたパイム氏によると……

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)の育成年代期を知る人物が、“CR7”のかつての素顔を明かした。

10代の頃から脚光を浴び、その後サッカー界を象徴する大スターにのし上がったC・ロナウド。ポルトガル代表FWが巨額の給与を稼ぐようになって久しいが、幼少期に貧しい生活を送っていたことは有名な話だ。

スペイン紙『アス』は、スポルティングユースでC・ロナウドとチームメイトだったファビオ・パイム氏のコメントを紹介。同氏は、次のようにC・ロナウドとともに過ごした育成年代期を振り返った。

「私たちはアカデミーの寮に住んでいた。夜、私たちはよくマクドナルドに行って、誰も欲しがらず売れ残ったハンバーガーを買いに行ったんだ。ハンバーガーを食べに、毎晩そこにいたと思う。クラブはそのことを知っていたよ。今の時代とは違って自由に外出することを許可されていたからね」

口にする物を徹底的に管理している今のC・ロナウドとはあまりに対照的な姿――。しかし、現在の姿と共通している部分もある模様だ。

「ロナウドが本当に努力家で、献身的で、最高の存在になりたいと思っていたことを覚えている。彼はいつもそうだった。負けると動揺する。そのパーソナリティが、彼を今の地位に導いたのだろう」

2003年にスポルティングを去り、アレックス・ファーガソン監督率いるマンチェスター・ユナイテッドに加入したC・ロナウドは、その後誰もが知る華麗なキャリアを歩んだ。一方、パイム氏は2008年にチェルシーへとローン移籍したものの、定位置を確保することはできず。さまざまな国のクラブを転々としたあと、2021年に現役を引退した。

「かつて自分が選択したいくつかのことを後悔しているけど、自分のことは自分がよく知っているから、ロナウドのレベルに達することが不可能だったことは把握している」

冷静に自己分析したパイム氏は、最後にユーモアを交えることも忘れなかった。

「でも、たしかにユース時代の僕はロナウドよりも優れていたんだ。彼はバロンドールの一つでも贈ってくれるはずだよ!」

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