イラスト付きコミュニケーション支援ボードを栃木県警察本部に寄贈

 障がいのある人や外国人から困りごとの相談を受けたときにイラストを示して会話を手助けする新しいボードが完成し、17日に大手生命保険会社から警察に贈られました。

 栃木県警察本部に贈られたのは「警察版コミュニケーション支援ボード」と呼ばれるイラスト付きのボードです。

 明治安田生命と関連の公益財団法人が社会貢献活動の一環として、警察庁の協力のもと制作し全国の警察に贈っているもので、県警察本部に贈られるのは2016年に続き3回目です。

 今年(2023年)、G7広島サミットが開かれ、日本を訪れる外国人が増加すると予想されることから、7年ぶりに改訂されました。

 ボードは交番などに置くA3サイズのものから、警察官が個人で持ち歩く手のひらサイズのものまで、3種類あり1650枚が贈られました。

 「道を教えて」「物をとられた」といった相談内容が英語や中国語、ポルトガル語などといった外国語とあわせてイラスト付きで書かれていて、今回は新たにベトナム語が追加されて6カ国語に対応しています。

 支援ボードは県内すべての警察署や交番の窓口などに置かれ、警察官が相手に文字やイラストを指差ししてもらうことで会話のスムーズなやり取りに役立てられるということです。

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