猫がいる場所ではタバコを吸わない方がいい理由4選 その一服が愛猫の命取りに!

1.猫に嫌われる

猫は強いにおいが苦手で、嫌いなにおいの1つがタバコのにおいです。

猫は人よりも嗅覚が優れているので、タバコを吸っている人がにおいのケアをしていても、タバコのにおいを感じている可能性が高いです。

猫と仲良くなりたいのに猫が逃げてしまうのは、タバコが影響していることも考えられます。

2.タバコの有害物質を猫が摂取してしまう

タバコの煙を猫が吸うことで、有害物質を体内に取り込んでしまうのは、猫も人間も一緒ですよね。

しかし猫の場合は、頻繁に毛づくろいをします。起きている時間の2割以上を毛づくろいに費やしているといわれるほどです。そのため、猫の被毛に付着したタバコの有害物質を毛づくろいでなめ取ってしまうのです。

さらに、タバコの煙は部屋中に広がり、壁、家具、カーテン、飼い主さんの服などにも有害物質が付着します。猫が家具などに体をスリスリさせたり、飼い主さんに抱っこされたりすることでも猫の被毛にタバコの有害物質が付着するのです。

結果として、毛づくろいのたびにタバコの有害物質を体内に取り込んでしまうリスクがあります。

紙巻きタバコ以外に、加熱式タバコ、電子タバコがあります。加熱式タバコは紙巻きタバコよりも少ないですが有害物質を含み、電子タバコはニコチンは含まれていませんが猫に危険な成分が使われているため、猫がいる場所では吸わない方がいいです。

3.人よりも受動喫煙の影響が大きい

猫は人と比べて5~6倍タバコの影響を受けるといわれています。猫は人よりも体が小さいため影響を受けやすいのです。

また、タバコの有害物質は下にたまりやすいのですが、人よりも低い位置にいる猫は、そのような場所で生活せざるを得ないのでリスクが高いのです。

4.タバコが病気の原因になる可能性がある

猫はタバコの有害物質を摂取し続けることで、当然病気になるリスクが高くなります。

その結果、リンパ腫、肺がん、口腔がん、猫白血病、喘息、皮膚炎などを起こす可能性があるのです。実際、喫煙者と暮らしている猫のリンパ腫のリスクが高くなることが報告されています。

猫は体調不良を隠してしまう動物です。飼い主さんが猫の症状に気がついたときには、すでに症状が悪化して手遅れになっていることもあります。

そのため、食欲や排泄などでいつもと違う様子を感じたら早めに動物病院を受診しましょう。また、定期的に健康診断を受けることで早期に発見、治療できるようにしましょう。

まとめ

タバコが猫の健康に与える影響は大きいです。体が小さく有害物質の影響を受けやすく、リンパ腫などの病気の原因になってしまいます。

猫が健康に暮らせる時間を伸ばしてあげるためには禁煙するのが一番ですが、難しい場合は猫がいる場所でタバコは吸わないようにしましょう。

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