【データで見える最強選手⑱】好球必打! 躍進の要因はボール球を振らない選球眼の良さ 

現代のベースボールを語るうえで欠かせないのがデータ。膨大なデータを使えば、あらゆる事実が見えてくる。侍ジャパンのメンバーとして世界一に貢献し、今季はキャリアハイのシーズンを送ったラーズ・ヌートバー(カージナルス)。その好調の要因はボール球を振らない選球眼の良さにあった。

ワールド・ベースボール・クラシックでは日本代表として活躍し、世界一奪還に貢献した「たっちゃん」ことカージナルスのラーズ・ヌートバー。今季はキャリアハイのシーズンを過ごしたが、その好成績の要因の1つがボール球を振らない選球眼の良さだ。

STATCASTを見ると、ボール球を振る割合は昨年の21.0%から17.1%へ向上。これは500打席以上ではフアン・ソト(パドレス)とムーキー・ベッツ(ドジャース)という球界を代表する好打者に次ぐメジャー3位の好成績だった。

ボール球スイング数はメジャー最少の175と、選球眼の良さを生かした粘りの打撃で出塁率は自己最高かつチームトップの.367、四球率もリーグ8位の14.3%を記録。侍ジャパンに選出された魅力として、狙い球を絞る選球眼の良さと高い守備力が評価されていたが、今季はともに技巧を磨き、好守備でもチームの勝利に数多く貢献した。

年々成長を続けるヌートバー。メジャー4年目を迎える来季はどのような進化を見せてくれるのか。そして代名詞でもある「ペッパーミル」パフォーマンスが何度飛び出すのか。ヌートバーの活躍は今から楽しみだ。

The post 【データで見える最強選手⑱】好球必打! 躍進の要因はボール球を振らない選球眼の良さ first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.