青森県、インフル流行期入り 過去10年で最も早く

 青森県は19日、県内が季節性インフルエンザの流行期に入ったと発表した。昨年(2022~23年シーズン)より2カ月程度早く、過去10年で最も早い流行入りとなった。保健所管内別の6地域全てで、感染が確認されている。

 直近1週間(9~15日)に、県内の定点医療機関60カ所から報告があったインフルエンザの感染者数は計96人。1定点当たりでは1.60人で、流行入りの基準「1人以上」を超えた。前週(感染者数47人、1定点当たり0.78人)から倍増している。

 近年では、流行入りが8月半ばの週だった09~10年シーズンに次ぐ早さで流行が始まった。過去10年を見ると、11月後半から12月にかけて流行入りした年が多い。昨年は12月12~18日の週で、感染者数が流行入りの基準に達した。

 保健所管内別では、青森市・東地方、弘前、八戸市・三戸地方、五所川原、むつの5地域で、感染者数が増加した。1定点当たりではむつが最多の6.17人(前週比5.50人増)、次いで五所川原2.00人(同0.43人増)、青森市・東地方1.42人(同0.50人増)、弘前1.15人(同0.77人増)、八戸市・三戸地方0.62人(同0.08人増)と続いた。上十三は0.56人で、前週から0.43人減った。

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