Venus Optics、LAOWAのマクロレンズ「Aurogon」シリーズ発売。カメラを顕微鏡に変える

株式会社サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology(以下:Venus Optics)社のレンズブランド「LAOWA」のマクロレンズAurogonシリーズ「LAOWA Aurogon FF 10-50X NA0.5 Supermicro APO」を2023年10月20日に発売する。希望小売価格はオープン、市場予想価格は税込290,000円前後。

同時に専用オプション「Lens Tube Slip Ring for Aurogon」を発売。市場予想価格は10,000円前後。

いずれも完全受注生産品で、納期は受注後約1~2カ月。

製品特長

LAOWA「Aurogon」はプロのカメラマンからマクロ撮影愛好家まで、最大50倍の撮影を自由に楽しむことができるレンズセット。肉眼では見ることのできない高倍率な世界の撮影を実現する。

10倍~50倍までの切り替え可能な倍率

目に見えない美しさを捉えるために10倍、20倍、35倍、50倍と倍率を切り替えることができる。レンズ本体は、カメラに取り付ける切り替え可能な倍率チューブと前面の対物レンズの2つの部分で構成される。

固定用のセットを前面側レンズに取り付けることで、カメラ側の倍率チューブを簡単に切り替え可能。

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カメラに取り付けられる顕微鏡レンズ

Aurogonは特殊な顕微鏡に使うようなレンズではなく、一般的なカメラに直接取り付けるコンパクトなフォトレンズだ。自宅のみならず屋外でも、マクロの世界における新しい発見をもたらす。

すべての倍率で固定のワーキングディスタンス

Aurogonは、全ての倍率においてワーキングディスタンス20mmで固定の設計になっているため、倍率変更時にカメラ位置の再調整は不要だ。また、ライトを離れた位置に設置することで、ライトの熱による被写体や偏光板へのダメージを防ぐことができる。

APO設計

アポクロマート(APO)設計により、色収差を抑えた鮮明な画像を提供する。

フルフレームをカバーする顕微鏡レンズセット

Arri PL、Canon EF、Canon RF、Sony E、Nikon F、Nikon Z、L マウント、Fuji Gの8マウントを用意。マクロ撮影愛好家からプロの映像作品撮影、工場、産業用など、セットアップによっては実体顕微鏡や生物顕微鏡としても活躍する。

調整可能な高い開口数(NA)

対物レンズ側に刻まれている0.5~0.15まで8段階のNA値は、顕微鏡撮影の被写界深度に対応している。大きなNA値により低いISO感度で撮影できるため、より鮮明な画像が得られる。

Aurogon専用チューブスリップリング(別売)

安定したセットアップのためのAurogon専用チューブスリップリングを用意。このリングを使うことで、レンズを所定の位置に固定し振動やピントのズレを最小限に抑え、シャープで焦点のあった撮影を実現する。

製品仕様

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