カープファンで賑わうお店が大阪に!? カープ選手も「アノ人」も訪れる広島愛が溢れる場所をご紹介!【アナたにプレゼン・テレビ派】

【動画】澤村優輝アナがプレゼン 大阪なのにカープファンで賑わう店【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。熱戦の火ぶたが切って落とされたクライマックスシリーズファイナルステージ。カープを応援している大阪のお店を、澤村優輝アナウンサーがプレゼンします。

大阪にあるカープ愛に溢れたお店

甲子園は見渡すかぎりの阪神ファンでしたが、赤いユニフォームが目立つ大阪のとあるお店では、秋山選手の犠牲フライで先制した場面で、盛り上がりを見せていました。

こちらは『こんご』いう、「広島の一角では?」と錯覚するようなお店です。天満橋とありますが、大阪城のすぐ近くにお店を構えており、大阪のど真ん中でカープを応援している居酒屋です。カープ激推しのお店で、まさに関西のカープファンの名所となっています。初代で、お店の名前の由来である花谷金剛さん(84)と息子の健一郎さん、弟のご家族で切り盛りしています。金剛さんは、広島県呉市の倉橋島出身です。2024年に創業50年を迎えます。

■花谷健一郎さん(左)

「地元の料理を大阪で、というのがもともとの始まりですよね。」

■花谷金剛さん(右)

「大変やったけども、50年も経てばお客さんもわかってきとるからね、あそこはカープの店やっていうのが。」

■花谷健一郎さん(左)

「今では、屋号よりもカープのお店というので有名になっているんで、『こんご』というよりもカープに行こう、カープに行こうと言ってお店に来てくれます。」

金剛さんはとにかく広島愛、カープ愛に溢れる人です。元々は喫茶店から飲食業を始めました。その時から、カープが勝ったらコーヒーを値引きしていたそうです。

その後、広島の味を大阪で食べてほしいと、居酒屋をオープン。お好み焼きの作り方は食べ歩いて、独自で習得しました。

今では、お好み焼きを始め、江田島から取り寄せている牡蠣の料理や、牛すじを入れて、お店なりにアレンジを加えた汁なし担々麺などがあり、こちらも大阪人の舌にあっているそうです。

金剛さんは、カープの近畿地区後援会の会長を務めています。ファームの選手が、遠征時によくお店に来店するとのこと。金剛さんは、若い選手に「育てるつもりで接していた。そしてチームが変わっても、私はチームを応援し続けるんです。」という心意気を示し、今でも関係が続いている選手も沢山いるそうです。

新井監督もそのうちの一人でした。カープに戻る時に、電話で連絡があったそうです。金剛さんも「年俸も下がって大変だろう」と、新井監督に声を掛けましたが、新井監督は 「いや、カープならゼロでも帰りますよ」と。この言葉に心をさらに掴まれた金剛さんは、関西のカープファンにも「新井をもう1回応援しようや」と言って回ったそうです。

最後に金剛さんにファイナルステージを戦うカープへのエールを伺ってきました。

■花谷金剛さん

「(甲子園には?)全部行きます!特に新井はがんばってほしいと思って応援しますよ。「負けを計算できない、まして甲子園で、全部勝つ!という考え方でがんばってほしいね。」

1戦必勝という考え方は、新井監督も金剛さんも同じかもしれません。甲子園に応援に行くという方、あるいは、大阪旅行の際にも、広島を感じたくなったら、ぜひ『こんご』にもお立ち寄りください。

【テレビ派 2023年10月19日放送】

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