伊藤有志が4打差逆転で下部ツアー初優勝

下部ツアー最終戦でプロ初優勝を飾った伊藤有志 ※撮影は2022年「For The Players By The Players」(撮影/大澤進二)

◇国内下部ABEMAツアー◇ディライトワークスJGTOファイナル 最終日(20日)◇取手国際GC東コース(茨城)◇6804yd(パー70)

プロ転向7年目の伊藤有志が下部ツアー初優勝を飾った。4位からスタートし、7バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「66」をマーク。通算14アンダーで4打差を逆転した。伊藤は下部ツアー賞金ランキング92位で最終戦を迎え、優勝賞金360万円を獲得して6位にジャンプアップ。来季レギュラーツアー前半戦の出場権も手にした。

通算13アンダーの1打差2位に下部ツアー賞金王の生源寺龍憲と、21位から出て「63」をマークした徳元中。首位スタートの久保田皓也は「72」と2つ落として、通算12アンダーの4位に終わった。

レギュラーツアーの元賞金王・藤田寛之は通算8アンダー22位だった。

下部ツアーは今大会で今季全日程を終了。下部ツアー実績による来季レギュラーツアー出場権は、賞金ランク1位が確定済みの生源寺がすでに年間シードを取得した。その他、賞金ランク1位、レギュラーツアー賞金ランクによるシード取得者(11月26日最終日の「カシオワールドオープン」終了時の同ランク65位まで)を除くランク上位19人が第1回リランキング(今季は9月初旬「フジサンケイクラシック」後に実施)までの前半戦出場権を獲得できる。

賞金ランク上位19人枠は、現在のレギュラー賞金ランクで鈴木晃祐が21位、金子駆大が46位、平本世中が48位、杉原大河が57位とシード圏内におり、暫定的に23位まで繰り下がっている。今大会優勝賞金はランク8位相当の360万円のため、ランク下位選手でも上位フィニッシュすれば“圏内”に食い込む可能性があった。

<上位成績>
優勝/-14/伊藤有志
2T/-13/徳元中、生源寺龍憲
4/-12/久保田皓也
5T/-11/前粟蔵俊太、木下康平、坂本雄介
8T/-10/野呂涼、三重野里斗、山田大晟、伊藤誠道、尾崎慶輔、黒木紀至

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン