石川県10月21日にかけて大雨の予想、警報級の可能性も…予想降水量まとめ 金沢地方気象台20日発表

 金沢地方気象台によると、石川県内は10月20日は雷を伴った激しい雨や強い雨が降り、21日にかけても大雨となる所がある見込み。雨雲が予想よりも発達した場合は警報級の大雨となる可能性があるとして土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけている。

 同気象台によると、秋田沖にある気圧から寒冷前線が中国地方を通って東シナ海にのびている。寒冷前線は20日夜にかけて北陸地方を通過する見込み。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、石川県では大気の状態が不安定となる見通しとなっている。

 また、21日にかけて北陸地方の上空約5500メートルには氷点下15度以下の寒気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続く見込み。このため石川県では、20日は雷を伴った激しい雨や強い雨が降り、21日にかけても雨が降るため、大雨となる所がある予報だ。雨雲が予想よりも発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があるとしている。

 同気象台は、能登では20日夕方から21日夜遅くにかけて、加賀では21日明け方から夜遅くにかけて土砂災害に注意・警戒し、落雷や突風にも注意するよう求めている。

雨の予想

10月20日に予想される1時間降水量

 加賀 25ミリ

 能登 30ミリ

10月21日に予想される1時間降水量

 加賀 15ミリ

 能登 15ミリ

20日正午~21日正午に予想される24時間降水量

 加賀 80ミリ

 能登 60ミリ

21日正午~22日正午に予想される24時間降水量

 加賀 およそ50ミリ

 能登 およそ50ミリ

※いずれも多いところ

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