ハーレーが初の中型バイク 69万円、若者や女性狙う

ハーレーダビッドソンジャパンが発売した「X350」(右)と「X500」。左から2人目は野田一夫社長=20日、東京都渋谷区

 大型バイクが主力のハーレーダビッドソンジャパンは20日、同社として初めて「中型免許」と呼ばれる普通自動二輪免許で乗れるバイク「X350」を発売した。中高年男性の顧客が多いブランドだが、若者や女性の取り込みを図る。価格は69万9800円と低めに設定した。

 排気量は353ccで、ハーレーの国内市販車として過去最も少なく、初心者でも操作しやすい街乗り向けになっている。海外では、中国でも販売しているという。

 同社によると、海外メーカーの350ccクラスは90万円程度が標準的という。野田一夫社長は価格について「利益は少ないが、たくさんの人に商品を知ってもらうことを重視した」と説明した。

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