連続テレビ小説『ブギウギ』（ＮＨＫ朝ドラ）の第１５回（１０月２０日）の放送後、同局の情報番組『あさイチ』にヒロイン・スズ子の先輩、大和礼子役の蒼井優が出演。同期の橘アオイとの関係性について語った。
『ブギウギ』で大和礼子を演じる蒼井優（写真は2017年、大阪市内で撮影）
■ 翼和希への印象「お芝居がすばらしすぎて」
「ブギの女王」といわれた戦後の大スター・笠置シヅ子がモデルのヒロイン・花田鈴子（のちの福来スズ子）の人生を描く同作。蒼井は「梅丸少女歌劇団（ＵＳＫ）」を率いる大スターで、ステージに立つうえでの心得や精神をスズ子に教えた憧れの存在・大和役を演じている。
『あさイチ』の「プレミアムトーク」には、大和とともにＵＳＫを支えるスター・橘アオイ役の翼和希もＶＴＲに登場。直前に放送された第１５回で、リストラを敢行する梅丸に対し大和がストライキを決意し、同期の大和が「ウチは･･･あんたのこと」と涙ながらに止めようとする場面を振りかえることに。
大熊社長（升毅）に向かって詰め寄る橘（翼和希）(C)NHK
翼は「心がぐちゃぐちゃになりましたね」と言い、「『ウチは･･･』のところに多分全部が詰まってると思うので。それも礼子は分かっているから、『ありがとう』って言葉が出たと思う」とコメント。
さらに、蒼井も「すばらしすぎて、お芝居が。なんかもう、気持ちを作る必要がないくらいで。どういう風に『ありがとう』を言おうか考えていたんですけど、実際は自然に『ありがとう』としか言えませんでした」と、感無量な様子だった。
■「大和は橘を何と呼んでいるのか」の答えに悶絶
また、作中では大和が橘を名前で呼ぶシーンがないといい、ＶＴＲで翼から「大和は橘を普段何と呼んでいるのか」と見解を求められた蒼井は、「『橘アオイ』は芸名じゃないですか。多分、本名の方で呼んでると思うんですよ」と分析。
２人の関係性が描かれた一連の流れや、蒼井の分析を受けて、ＳＮＳでは「ほんまや、大和先輩が橘先輩を呼んでるの聞いたことないわ」「本名呼びって意見素敵！！」「･･･今日のシーンのあとにこのコメント聞くと尊さに死ぬ」「この辺はなかなか深いぞ。なんて呼ぶかで２人の関係がほの見えてしまう」など、盛り上がりを見せていた。
放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。
文／つちだ四郎
