今、北九州近郊は野球が熱い? 「北九州の野球」を取材するライター・ナリシゲさん【FORZA KITAQ】

「FORZA KITAQ(フォルツァキタキュー)」は、小倉北区のコミュニティFM放送局「FM KITAQ」で毎週金曜日17:00~18:55に北九州のスポーツの話題をメインに、釣り情報をお伝えするコーナー「週刊つりニュース」などをお届けする番組です。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

「FORZA KITAQ」2023年10月13日放送のゲストは、ライターのナリシゲさんです。

北九州の野球について、幅広く取材を続けているナリシゲさん。特に九州アジアリーグに所属する北九州下関フェニックスに関してはチームの活動開始から地道に取材をしており、今シーズンもホームゲームだけでなく、宮崎や筑後などで行われた試合にも足を運んでいます。

大分B-リングス戦/北九州市民球場(2023年6月17日)### 北九州下関フェニックス 今シーズンは九州アジアリーグ2位

今シーズン九州アジアリーグを2位で終えたフェニックス。43勝28敗6分と勝率は6割を超えています。

しかし昨年に続きリーグ優勝したのは元ホークスの馬原孝浩監督率いる熊本の火の国サラマンダーズ。勝率は7割を超えるという圧倒的な強さでした。

サラマンダーズは、10月1日に松山市で開催された全国独立リーグの日本一を決める「日本独立リーググランドチャンピオンシップ」で二連覇を達成。来シーズン、九州アジアリーグでサラマンダーズを抑えて優勝すれば、フェニックスも日本一に手が届くかもしれません。

大河選手や平間隼人選手、モタ選手と打撃でリーグタイトルを狙える選手が多く、打撃のチームという印象が強いフェニックスですが、投手では153㎞をマークし、防御率1位の大江海透投手の存在も光りました。

何よりもホームでの勝率が7割だったというのは特筆すべき点でしょう。北九州や下関でスタジアム観戦した人の大半が勝ち試合を見ることが出来たのは、確実に地元でのファン獲得に繋がったのではないでしょうか。

来年に向けて更に期待が大きくなる今シーズンのフェニックスの活躍だったと思います。

女子ソフトボール・タカギ北九州ウォーターウェーブの取材も

番組後半は、日本女子ソフトボールリーグ(JDリーグ)に所属する、北九州を拠点に活動中のタカギ北九州ウォーターウェーブについて。ナリシゲさんは今シーズンウォーターウェーブの取材も始めています。

2017年に株式会社タカギ女子ソフトボール部として設立されたウォーターウェーブ。前身は2012年に閉鎖された東芝北九州工場の女子ソフトボールチームです。選手達は午前中会社で勤務をし、午後は練習に励んでいます。

北九州市プロスポーツチーム等連絡会議合同PR/小倉駅JAM広場(2023年4月6日)

JDリーグが発足した2022年、ウォーターウェーブは西地区8チーム中6位でシーズンを終えましたが、今年は放送日の10月13日時点で5位。目標であるプレーオフ進出を狙える位置につけています。

10月21日にシオノギレインボーストークス兵庫、22日にトヨタレッドテリアーズと北九州市民球場で対戦するウォーターウェーブ。シーズンも佳境を迎え、今季最後の北九州市民球場での試合になるので、ご都合の合う方は観戦に足を運んでみてはいかがでしょうか。現地で見るソフトボールの迫力を体感してみてください。

ARC九州が活動開始、日産自動車九州硬式野球部は復活

最後は北九州市と近郊の社会人野球の話題。元ライオンズの伊東勤さんが総監督を勤める社会人野球のクラブチームARC九州の活動開始や、来年度から日産自動車九州硬式野球部が復活するなど今年に入って動きが続いています。

「FORZA KITAQ」も9月にJR九州硬式野球部の山田遼平選手をゲストに迎えて放送しましたが、来年も引き続き社会人野球にもフォーカスしていきたいと思います。

より詳しい放送内容はFM KITAQのYouTubeチャンネルで聴くことができます。

※参考
【独立リーグ】勝敗表-2023 ヤマエグループ 九州アジアリーグ : 一球速報.com | OmyuTech
タカギ北九州ウォーターウェーブ オフィシャルウェブサイト

※2023年10月20日現在の情報です

(FM KITAQ・FORZA KITAQ担当:東恭子)

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