1万4千キロ離れていても“お正月気分"を 南極で年越し迎える自衛隊に贈る門松が完成

南極で年越しを迎える人たちにお正月の雰囲気を届けます。
愛媛県宇和島市から南極に送る門松が完成し、20日にお祓いを受けました。

宇和島市の和霊神社で20日、お祓いを受けた門松。
高さがおよそ1,5メートルあり、厄除けとして木彫りの牛鬼が飾られています。

宇和島青年会議所は二代目の南極観測船、「ふじ」の艦長が愛媛県宇和島市出身だったつながりから1974年から南極で越冬する観測隊員たちに門松を贈っていて、今年の門松は会員たちが手作りしました。
20日の神事では、門松を作った宇和島青年会議所の会員らが、南極観測隊や輸送を支援する自衛隊員らの安全を祈願しました。

(宇和島青年会議所 行定圭一 理事長)
「年末年始関係なく公務に従事していただいている自衛隊の皆様に、少しでも正月気分を味わっていただけたら」

門松は観測船「しらせ」に積み込まれ、来月、東京を出航し12月下旬におよそ1万4000キロ離れた南極に到着するということです。

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