二地域居住派も注目、毎年話題の都道府県魅力度ランキング発表!3位沖縄、2位京都、15年連続堂々の1位は?

『2023年に全国で最も魅力的と評価された都道府県は15年連続で「北海道」、市区町村では「札幌市」が3年連続9度目の1位』
メディア等で毎年注目度の高い「地域ブランド調査2023」が発表され、こうした結果が明らかになりました。

今回の地域の魅力度ランキングでは、都道府県のベスト10に順位の変動はさほどないものの、市区町村ランキングでは金沢市が躍進するなど動きが見られます。

二地域居住や移住を検討している皆さんには、その要因などが参考になりそうです。

メディアで話題の「地域ブランド調査」発表

今年で18回目となる「地域ブランド調査2023」は民間調査機関のブランド総合研究所(東京・港区)が実施し、先週10月13日に発表されたもの。

1,000の市区町村と47都道府県のそれぞれの地域名称について、認知度や魅力度、イメージなど全89項目を質問し、その名称のイメージ形成や評価などを明らかにする消費者アンケート調査です。
今年は全国の34,117人からネットで有効回答を得ました(2023年6月下旬実施)。

北海道の魅力度低下、20代の評価減響く

今回の調査では北海道が15年連続で魅力度1位となりましたが、その点数は一昨年から徐々に低下しているのが実状です。

原因の一つとしては、20代からの評価が下がってきたことが挙げられます。
20代では北海道を「とても魅力的」と答えた人が今回49.9%で、2021年の68.0%から大きく低下しているからです(上の図参照)。

「食事がおいしい」「地元産の食材が豊富」といった北海道のイメージも、嗜好や興味の多様化が進む20代においては、「北海道産」というだけでは満足されなくなっている可能性があります。

日ハムの新球場完成「北広島市」が人気上昇!

今年は全国の市区町村のなかで、魅力度のスコアが最も上昇したのが「北広島市」(北海道)でした。

北広島市の魅力度は昨年の7.8点(474位)から12.9点(289位)へと大幅にアップ。
魅力度以外の項目では、認知度や情報接触度といった市の名称の周知にかかる項目も上昇しています。

市内には今年、プロ野球・日本ハムファイターズの新たな本拠地球場「エスコンフィールド」が完成したことがその最大の要因でしょう。
「地域の特性想起」の項目でも、「プロスポーツチームや選手」が大きく上がっています。

地域のブランド力を「魅力度」として数値化

【調査の主な内容(抜粋)】
⑴回答者:20代~70代の消費者(男女別、年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収)
⑵調査対象:全国1,000の市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
⑶調査項目:認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路、地域コンテンツの認知、訪問経験、地域資源評価、地域の特性、地域イメージ、産品想起率など計89項目

この記事と画像の出典:㈱ブランド総合研究所 公式サイト

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