大改修の岡山城 入場45万人達成 英国からの2観光客に記念品

リニューアル後の入場者で45万人目となったラッシュさん(右から2人目)とマッカートニーさん

 昨年11月にリニューアルオープンして以降の岡山城(岡山市北区丸の内)の入場者が20日、これまでの1年間の最多数を上回る45万人となり、節目の入場者に記念品が贈られた。

 45万人目となったのは、ロンドンから観光で訪れたステファン・ラッシュさん(62)と友人のジョン・マッカートニーさん(60)。記念セレモニーでは、大森雅夫市長が「多くの人に来てもらえて達成できた。今後も地域の歴史を発信していきたい」とあいさつし、くす玉を割って祝った。

 1週間前に来日し、「黒色の天守閣が見たい」と観光の最後に岡山を選んだ2人。烏城彫の盆と額に入った特注の御城印が贈られた。天守閣内を見学して感動したといい「記念すべき45万人目になれて光栄」と喜んだ。

 天守閣は1945年の岡山空襲で焼失し、66年に再建。以降で1年間の入場者が最多となったのは山陽新幹線の新大阪―岡山間が開業した1972年度で、43万9884人だった。

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