朝ドラ・橘と大和の別離、とあるセリフにざわつく「切ない…」

歌と踊りを愛するヒロイン・鈴子の波乱万丈な人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。10月20日に放送された第15回では、劇団を辞める覚悟で境遇を改善しようとする大和に対し、同期の橘が口にした言葉が話題となった。

廊下にて、社長室のなかの様子を聞く大和(右、蒼井優)とスズ子(左、福来スズ子)(C)NHK

リストラがはじまった「梅丸少女歌劇団(USK)」。梅丸に抵抗しようとするトップの大和(蒼井優)と橘(翼和希)だが、ストライキをおこなうか否かで対立してしまう。ストライキに参加するかは劇団員の意思にゆだねられる。

思い悩むスズ子(趣里)だったが社長の大熊(升毅)の冷淡な態度を目にし、ストライキに参加することを決める。大和が率いる劇団員たちは山寺に入り、ついにストライキを決行するのだった。

客のことを第一に考え、大和のことも案じている橘と、「自分自身」を大切にしないと客のことも大切にできないと考える大和。ともにUSKを率いてきた2人が、泣く泣く異なる道を歩むことになってしまった今回の放送。

大和を引き留めようとする橘が「ウチは、あんたのこと・・・」と言葉を詰まらせるシーンでは、SNS上で「橘先輩・・・切ないよおおおお・・・」「あんたのことを失いたくないと言いたかったのかな」「『好きやねん』『失いたくないねん』橘さんの気持ちが全部詰まっているんだろうな」など、その後の言葉に思いを巡らせる声もあった。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。10月23日放送の第16回では、ストライキをはじめた大和やスズ子たちのもとに、劇団員の親たちが集まってくる。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

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