北方領土との交流船「えとぴりか」が横浜初入港 22日まで船内を一般公開

横浜に初入港した交流船「えとぴりか」=横浜市中区

 北方領土との交流事業に使われる客船「えとぴりか」(1124トン)が20日、横浜市中区の新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に着岸した。横浜港への入港は初。北方領土問題対策協会の啓発事業の一環で、22日まで船内を一般公開する。無料。

 えとぴりかは全長約67メートル、乗客定員84人。北方四島のロシア人と日本の元島民らの「ビザなし交流」などで使用されてきた。新型コロナウイルス禍とロシアのウクライナ侵攻で交流事業は2020年から見送られており、同船を北方領土問題の啓発に生かそうと、今回横浜を訪問した。

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