茨城県庁に「ゴジラ襲来」 山崎監督が知事を表敬訪問 映画公開前に

ゴジラの立像とともに大井川和彦知事と面会した山崎貴監督=県庁

茨城県内が主要ロケ地となった映画「ゴジラ マイナス1.0(ワン)」の公開に先立ち、山崎貴監督が20日、ゴジラの立像を引き連れ、県庁の大井川和彦知事を表敬訪問した。県内各地では公開初日の11月3日から、県の協力によるパネル展などが予定されている。

今回の映画は終戦直後の日本が舞台。県内では筑波海軍航空隊記念館(笠間市)、鹿島海軍航空隊跡地(美浦村)、筑西市下館運動場本球場前の3カ所がロケ地として使用された。

これまで多くの作品で県内をロケ地として選んできた山崎監督は「地元の人たちが温かく迎えてくれる。古い(歴史のある)建物をしっかり残してくれているので助かっている」と語った。さらに「久々の怖いゴジラ。兵器も何もない時代に、どうやって人が知恵を振り絞ってゴジラと戦うかが作品の魅力」と、今作をアピールした。

大井川知事は「(山崎作品の)大ファン。絶対に見る」と笑顔で宣言。県内のロケ地活用に謝辞を述べ、国内外のファンが県内に押し寄せることに期待感を示した。

県の協力企画として、同作品に関するパネル展、スタンプラリー、劇中衣装やロケ再現セットが11月3日から来年1月末まで、美浦、笠間、筑西の3会場で展示される。県庁でもパネル展などが計画されている。

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