違法賭博疑惑のトナーリ、指揮官が週末のクリスタルパレス戦出場の可能性について言及

写真:週末のクリスタルパレス戦に出場可能と見られるトナーリ ©Getty Images

ニューカッスルのエディ・ハウ監督が、10月21日に行われるプレミアリーグ第9節クリスタルパレス戦で、違法賭博疑惑の渦中にあるイタリア代表MFサンドロ・トナーリを起用する可能性があることを明らかにした。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

トナーリは今夏、ミランから5500万ポンド(約100億60万円)の移籍金でニューカッスルに移籍すると、すぐさまチームに順応してレギュラーとして活躍していた。しかし10月のイタリア代表の活動に参加していたところ、違法賭博に関与した疑いで警察から聴取を受け、代表チームからも離脱していた。

今後の調査次第では最長で3年間の出場停止処分が科される可能性があるものの、現在は調査中であるため、試合への出場は可能と見られている。本人のメンタルやモチベーション次第の部分はあるものの、ハウ監督は「彼は十分にメンバー入りする可能性がある」と語り、情報を伝え聞いた時の心境やトナーリの現在の状況を説明している。

「(話を聞いた時は)私にとって、情報を伝えてくれたダン・アシュワースSDにとって、そして全員にとって大きな驚きだった。この仕事をしていると、こういったことは起こり得るものだ。私がすぐに考えたのは、サンドロが無事であることを確認することだった」

「彼は非常に困難な数週間を過ごし、多くのことに対処してきたが、私が毎日数時間ずつ彼の様子を見る限り、自分自身を非常にうまくコントロールし、信じられないほど強い意思で感情に向き合っているように思える」

また、ハウ監督は選手がこのような事態に陥らないよう教育することがクラブの義務であるという考えも示した。

「アカデミーではどんな時も教育が最も重要なものだ。選手に情報を伝え、プロのアスリートとして非常に重要な生活習慣を身につけさせる必要がある。1人でも多くの選手が、できるだけ長いキャリアを送れるように努めなければならない。サッカークラブとしての我々の義務は、選手たちがそれを実現できるようサポートすることだ」

© 株式会社SPOTV JAPAN