人気企画『名字頂上決戦』…『十七女』さん、『爾牟田』さん、『天空城』さん、激レア珍名続出で大波乱な戦い

日本テレビ系『沸騰ワード10』が20日に放送され、人気企画『名字頂上決戦対面対決』で大波乱!まさかの結果になった。

『名字頂上決戦』はこの道50年の名字研究家・髙信幸男さんと、日本一の品ぞろえを誇るはんこ屋、秀島徹さんによる、知識が勝つか、品ぞろえが勝つかの十番勝負で、名字研究家・髙信さんが珍しい名字をフリップに書き、その名前のはんこが店に置いてあるかを10番勝負で競う。

企画開始からいまだ勝利なしの18連敗中と、もう負けられない名字研究家・髙信さん。この日のために秘策を用意してきたと語り「悲しい秀島さんの顔を見て帰りましょう」と自信満々の表情を見せる。

第一回戦に髙信さんが出題したのは『日焼』(ひやけ)さん。髙信さんが全国1700kmを車で回り、岐阜の山奥で偶然見つけた珍名で、暑さによる水不足で作物が枯れやすい土地に住んでいたことからこの名がついたとも言われている。しかし、秀島さんはあっさり店にあった『日焼』の判を押し、一問目を先取。髙信さんは「1700kmの旅が一瞬で…」とショックを隠しきれない。

そして、『湯槇』(ゆまき)さんでは日本一のはんこ屋・秀島さんが、『山田狩』(やまだがり)さんでは名字研究家・髙信さんがそれぞれ勝利。

四回戦に髙信さんが出題したのは『覗見』(のぞみ)さん。これは番組視聴者から寄せられた珍名で、戦国時代の関ヶ原で、石田三成率いる西軍へ潜入し、相手の動きを覗(のぞ)き見し家康の勝利に貢献したとしてご褒美として贈られた名字だという。全国にわずか2軒しかない珍名で見事、秀島さんから降参を勝ち取り、2勝2敗のイーブンに持ち込んだ。秀島さんも「これはやばい」と焦りを感じ始める。

■名字研究家まさかの凡ミスに意気消沈

視聴者投稿に手応えを感じた髙信さんは五回戦にも視聴者から寄せられた珍名を出題する。その名も『闇雲』(やみくも)さん。闇がつく名字は木が生い茂り、暗い林に住んでいたことからついたと言われる木闇さんなど、かなり数が限られているというが、中でも闇雲さんはトップクラスに数が少ないという。しかし、そんなレアな名字にも関わらず、秀島さんに『闇雲』の判を押され、三勝目を取られてしまう。さらに、「(髙信さんの)本に載っていた」と、自分の著書で既出だった名字だったことを告げられ、まさかの凡ミスに意気消沈する髙信さん。

さらに『十七女』(となめ)さん、『有馬殿』(ありまでん)さんとも秀島さんの勝利。2勝5敗と追い込まれた髙信さんは、嫌な雰囲気を変えるため、ここでとっておきの珍名を投下。

実は髙信さんは対決前に訪れた場所があった。その場所とはディズニーランドのある舞浜駅。ディズニーランドを訪れるため、全国からたくさんの人が集まる舞浜駅前で、片っ端から名字を聞きまくる“舞浜作戦”で、高信さんも初耳の珍名を数多く収集してきたのだ。

その舞浜作戦で収集した全国で一軒のみの珍名『爾牟田』(じむた)さんで降参を勝ち取ると、続く九問目でも舞浜作戦で収集した『天空城』と書いて「うぐしろ」さんと読む広島近辺に多いという超珍名で2連勝。さすがの秀島さんも「(うぐしろは)これは読めないですよ」とお手上げ。

大波乱の勝負だが髙信さんが勝てばサドンデスに持ち込める十回戦。髙信さんはまたしても広島にしかいないという珍名『六反穂』(ろくたんぼ)さんで勝負をかける。秀島さんもプレッシャーなのか、漢字が似ている別のはんこを持ってきてしまい、怒とうの追い上げに動揺が隠しきれない様子。

しかし、つい1~2か月前に彫ったばかりだったという『六反穂』のはんこを押印し、勝負あり。この対決も秀島さんの勝利に終わり、見事19連勝を果たした。

写真提供:(C)日テレ

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