朝ドラで称賛の清原果耶、初舞台は「全部に関心があります」

NHK朝ドラ『おかえりモネ』など、数々の映像作品で鮮烈な演技を見せる清原果耶が主演をつとめる舞台『ジャンヌ・ダルク』。10月20日に大阪市内で記者会見がおこなわれ、共演の小関裕太とともに意気込みを語った。

舞台『ジャンヌ・ダルク』に出演する清原果耶(20日・大阪市中央区)

■ 「脚本を読んだとき『歴史』を感じた」

15世紀のフランスに忽然と現れ、戦争で疲弊した人々を鼓舞して勝利へと導きながらも、最後は異端者として処刑された少女・ジャンヌの生涯を描く舞台。2010年は堀北真希、2014年には有村架純が、どちらも本作で初舞台を飾ったという歴史を持つ。清原もこの2人と同じく、これが舞台初出演にして初主演となる。

清原は「舞台に挑戦してみたかったので(オファーは)すごくうれしかったけど、最初は(演出の)白井晃さんに『なにもわからなくて不安です』と、毎日訴えてました」と正直な心境を打ち明けつつ「脚本を読んだとき『ここに初演と再演の歴史が詰まっている』と、すごく感じました。現代に届くジャンヌ・ダルクを生きられたらいいなと思います」と抱負を語った。

■ 「果耶ちゃんは笑顔が多い」(小関)

現在はすでに稽古中で、清原は「舞台が初めてなので、全部に関心があります。自分が出ていないシーンでも『この台詞で、こうやって動くんだな』とか、本当に勉強になることが多いです」と、充実感を明かす。一方舞台経験の多い小関は「ガッと集中しながらも、和気あいあいとした現場。それは果耶ちゃんの雰囲気に巻き込まれているからだと思う」と分析。

舞台『ジャンヌ・ダルク』に出演する清原果耶と小関裕太(20日・大阪市中央区)

その詳細を「現場は主演(俳優)の雰囲気で変わるものだけど、果耶ちゃんは笑顔が多いので、それに引っ張られているのでは」と語ると、清原も「筋トレ大会がはじまったりして、楽しいですね」と笑顔に。さらに小関は「もうお客さまにお見せできるぐらいの所まで来てるんじゃないかな。すごいものができあがると思っています」と、期待が膨らむコメントをしてくれた。

清原と小関以外には、福士誠治、荒木飛羽、深水元基、榎木孝明などが出演。脚本は中島かずき(劇団☆新感線)、音楽は三宅純が担当する。11月の東京公演を経て、大阪公演は12月23~26日に「オリックス劇場」(大阪市中央区)にて。チケットはS席1万3800円ほか、11月5日から発売開始。

取材・文/吉永美和子

舞台『ジャンヌ・ダルク』

期間:2023年12月23日(土)〜26日(火)
会場:オリックス劇場(大阪市西区新町1-14-15)
料金:S席1万3800円、A席7800円

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