習近平主席とプーチン大統領が密談

習近平・国家主席は10月18日、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席したロシアのプーチン大統領と会談した。19日付香港各紙によると、習主席は「中露の政治的相互信頼は引き続き深まっており、戦略的協力は緊密かつ効果的である」と述べた。2人はイスラエル・パレスチナ情勢などで意見交換し、プーチン大統領は会談後、習氏と3時間にわたって詳細に話し合い、「非常に機密的な問題」について話し合ったと明かした。プーチン氏は、国際舞台における「共通の脅威」に直面して、ロシアと中国の関係はさらに強化されるだろうと強調した。

習氏とプーチン氏の会談は2013年以来、過去10年間で42回目となる。また、ロシアとウクライナの間の戦争勃発以来、プーチン氏の中国訪問は初めてである。国際刑事裁判所が今年3月に戦争犯罪容疑で逮捕状を発行して以来、プーチン大統領がロシアを離れるのはこれで2度目となる。プーチン氏は先週、旧ソ連諸国首脳会議のためキルギスを訪問した。 中国人民大学国際事務研究所所長の王義桅氏は中国通信社に対し、「西側諸国は常にルールメーカーとして行動し、制裁という大きな棒を振るっているが、それは真の国際秩序ではない」と指摘。そしてロシアは制裁に耐えてきたので、プーチン大統領は中国で温かく歓迎されたとみている。

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