「横浜市アイデアボックス」、居住区への要望などネット上で募集 西、保土ケ谷、金沢、瀬谷の4区をモデル区に

横浜市役所

 居住区に関する意見をインターネット上で募集する「横浜市アイデアボックス」が始まった。横浜市の広聴事業の一環で、西、保土ケ谷、金沢、瀬谷の4区をモデル区に各区の要望や課題を募り、施策の参考にする。27日まで。

 手紙やメールなどで意見を受け付ける従来の広聴と異なり、他の参加者の意見をリアルタイムで閲覧できることが特徴。出された意見に対してコメントもできるため、参加者同士で議論を深めることも可能だ。ユーザー登録後、ニックネームで参加できる。

 市によると、これまでは既存の広聴手段や各自治会を通じて居住区に関する要望を吸い上げてきたという。気軽に意見を投稿できる新たな手段を追加することで、幅広い市民の声を集めたい考えだ。市の担当者は「若い世代や子育て世帯など、これまでリーチできなかった層からも意見が寄せられることを期待している。今後は実施区を広げていきたい」と話した。閲覧や利用は「横浜市アイデアボックス」で検索。

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