ワンストップ窓口 諫早市が来年1月導入へ 転入や転出など、身近な手続き1カ所で

 長崎県諫早市は市民の利便性向上や事務効率化につなげるため、暮らしに身近な行政手続きの窓口を一本化した「ワンストップ窓口サービス」を来年1月に開始する。導入を検討していた市が20日の市議会全員協議会で具体的なスケジュールを示した。
 市によると、ワンストップ窓口は市役所本館1階に設け、転入や転出、転居、死亡に関する業務の受け付けなどに対応する。このうち▽転入・転出・転居に伴う届け出▽住民票の写し、戸籍証明や印鑑登録証明などの申請▽所得・課税証明書の申請-などについては職員が端末で入力し、申請者による書類記入の手間を省く。
 いずれも現在はそれぞれの担当課で手続きを受け付けている。ワンストップにすることで所要時間が短縮でき、市は「来庁者のストレス軽減、事務効率化が期待される」としている。
 住民票の写しや印鑑登録証明など一部の申請については、マイナンバーカードを利用することで、ワンストップ窓口の近くに設置する自動交付機や、コンビニでの自動交付サービスでも対応する。いずれも12月に先行導入する。

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