【菊花賞】ダービー馬と皐月賞が23年ぶりに対決!データが導き出す勝ち馬がサトノグランツである訳とは⁉

3年ぶりの京都競馬場開催

今週は、いよいよ「最も強い馬が勝つ」と言われる菊花賞が開催される。23年ぶりとなる日本ダービー馬と皐月賞馬の対決、3年ぶりでの京都競馬場の開催など、注目度もかなり高い。

そこで、過去10年のデータから3年ぶりの京都競馬開催の菊花賞を制する馬を検証していく!!(阪神競馬場で開催された2021、22年は除く、2020年以前の京都競馬場で開催されたデータを使用)

1.キャリア別

キャリア6戦の馬がトップで4勝を挙げ、次いで7戦の馬が2勝を挙げている。残りは、3戦、5戦、8戦、9戦の馬がそれぞれ1勝を挙げている。この結果から、4戦以下とキャリアが少なすぎても、10戦以上の多すぎても勝てない事が分かる。

2.前走クラス別

前走GⅡを走った馬が圧倒しており9勝も挙げている。残りはGⅢ組の1勝で、条件戦やOPレース、GⅠレースを走った馬は勝っていない。そうなると、前走の日本ダービーからぶっつけ本番となるダービー馬⑦タスティエーラにとっては厳しいデータを突き付けられた格好である。

3.前走着順別

前走レースを勝った馬が6勝を挙げトップと好成績を収めている。続いて2着と3着だった馬がそれぞれ2勝を挙げ、それ以外の着順の馬から勝ち馬が現れていない。そのため、4着以下だった馬は勝ち馬候補から容赦なく消していいだろう。

4.枠番・馬番

枠での成績は、2枠がトップの4勝。それに続くのが1枠と7枠で、それぞれ2勝を挙げている。残りは3枠と6枠でそれぞれ1勝。

やはり、内枠が有利なのがデータでも分かるが、意外にも6枠7枠と外寄りの枠からも勝ち馬が多く出ている。しかし、大外枠の8枠が勝つのはやはり難しく、また4枠、5枠と中枠も勝てない事が分かった。

そして、枠からさらに細かく馬番での成績を見てみると、過去10年3着内すら入れない「死の馬番」の存在が判明した。その馬番とはリビアングラスが入った6番とサヴォーナが入った8番である。

4つのデータをおさらい

1,キャリア5戦以上9戦以下の馬
2,前走GⅡかGⅢを走った馬
3,前走の着順が3着内の馬
4,4枠、5枠、8枠に入った馬と「死の馬番」以外の馬。

その結果、⑪サトノグランツと⑭ソールオリエンスの2頭が残った。ただし、3冠馬以外で日本ダービー馬と皐月賞馬が出た菊花賞で、皐月賞馬が勝ったのは50年前のタケホープまで遡らなくてはならず、そうなると⑪サトノグランツが若干有利ではないかと思われる。

果たして、最も強い馬はどの馬か!?
発走は、10月22日 京都競馬場 11レース 15時40分予定。

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