Dバックス逆転勝利で2勝2敗のタイに キンブレル連日の背信投球

リーグ優勝決定シリーズ第4戦【フィリーズ5-6ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

フィリーズとダイヤモンドバックスによるリーグ優勝決定シリーズの第4戦は、8回裏にフィリーズ7番手のクレイグ・キンブレルを攻略したダイヤモンドバックスが6対5で逆転勝利。前日に続いてホームの大観衆を盛り上げる劇的な勝利を収め、シリーズの対戦成績を2勝2敗のタイに持ち込んだ。ブルペンゲームで試合に臨んだダイヤモンドバックスは、7番手のケビン・ギンケルが勝利投手となり、8番手のポール・シーウォルドがセーブを記録。キンブレルは2日連続の背信投球で第3戦に続いて敗戦投手となった。

第3戦で劇的なサヨナラ勝ちを収めて勢いに乗るダイヤモンドバックスは、2回裏にフィリーズ先発のクリストファー・サンチェスからエラー絡みで二死1・3塁のチャンスを作り、エマニュエル・リベラのタイムリーで先制。3回裏一死3塁の場面では、サンチェスに代わってマウンドに上がった2番手のジェフ・ホフマンからガブリエル・モレノがタイムリーを放ち、リードを2点に広げた。

しかし、フィリーズは4回表先頭のカイル・シュワーバーが反撃の狼煙となるソロ本塁打。シュワーバーはこれがプレーオフ通算19本目のアーチとなり、レジー・ジャクソンを抜いて左打者では歴代1位に躍り出た。続く5回表にはブランドン・マーシュにタイムリー二塁打が飛び出し、2対2の同点に。6回表は3連続四球で無死満塁となり、アレック・ボームの内野安打が相手の悪送球を誘って二者が生還し、4対2と逆転に成功した。

フィリーズは7回表にも一死1・3塁のチャンスがあり、トレイ・ターナーの犠飛で1点を追加。ところが、ここからホームのダイヤモンドバックスが息を吹き返し、7回裏にクリスチャン・ウォーカーの押し出し四球で1点を返すと、8回裏には代打アレック・トーマスの2ラン本塁打で5対5の同点に。キンブレルが二死1・2塁のピンチを招いたところでフィリーズは8番手のホセ・アルバラードを投入したが、モレノがこの試合2本目のタイムリーを放ち、これが決勝打となった。

シリーズの対戦成績は2勝2敗のタイに。ダイヤモンドバックスは第3戦のサヨナラ勝ちに続いて、第4戦では敗色濃厚となりつつあった試合をひっくり返し、さらに勢いを増すに違いない。フィリーズが優勢とみられたシリーズだが、面白い展開になってきた。

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