「シュマイケルやデ・ヘアだって…」 逆境下のオナナをテン・ハグがフォロー

ユナイテッド入りからさっそく厳しい目が向くオナナ。指揮官は挽回を信じてやまず。[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督がカメルーン代表GKアンドレ・オナナをフォローした。

今夏に12年間にわたって最後の砦であり続けたダビド・デ・ヘアとの別れを決めたユナイテッド。そうして新たな砦として迎え入れられたのがテン・ハグ監督にとってアヤックス時代の愛弟子オナナだ。

そんなオナナは前任者と違ってビルドアップの部分で貢献度の高さを示す一方で、ここまで出場した公式戦11試合で凡ミスからの失点が多々。チームも波に乗り切れない戦いぶりが続き、厳しい目が向く。

チームとしてもこの代表ウィーク明けからそろそろエンジンをかけたいところとあって、オナナの安定したパフォーマンスも必要不可欠。テン・ハグ監督は愛弟子がこの逆境を乗り越えると話したようだ。

イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』によると、21日に敵地で行われるプレミアリーグ第9節のシェフィールド・ユナイテッド戦に向け、会見に出席したオランダ人指揮官はこう語ったという。

「彼も私もわかっている。もっと良くなることをね。そして、プレミアリーグにやって来るどんな選手も適応の時間が必要だ。彼自身もステップアップしないとだがね」

また、「ピーター・シュマイケルやダビド・デ・ヘアのようなユナイテッドの偉大なGKも始めは良くなかった」と続け、改めて今後の活躍を期待した。

「アンドレにとって、そうした歴史を少しでも知るのは良いこと。だが、我々は今を生き、未来に向かって生きている。彼はより良いパフォーマンスをもってして、未来を築いていかないといけない」

「きっとそうしてくれるはず。バルセロナやアヤックス、インテルでもそうしてきたし、チャンピオンズリーグでも準決勝進出や決勝進出に貢献した。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるだろう」

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